幼い日に置き去りにした大切な想いが、今ふたたび動き出す――。智花には、小さい頃に大好きだった幼なじみがいた。まるで王子様のように特別な存在だった彼。しかし引っ越しをきっかけに、ふたりは離れ離れになってしまう。
それ以来、智花の中で彼との思い出は、ずっとあの日のまま止まっていた。時は流れ、高校生になった智花のもとに、隣のクラスへひとりの転校生がやってくる。周囲がざわつくほど目立つその彼は、以前住んでいた町で“不良”として知られていたという噂の持ち主。最初は気にも留めていなかった智花だったが、彼こそが、ずっと胸の奥で忘れられずにいた“あの頃の王子様”だと気づいてしまう。懐かしさを感じさせる変わらない面影。けれど、その奥に見えるのは、幼い頃には知らなかった大人びた男の表情――。止まっていた思い出と、封じ込めていた切なく甘い気持ちが、再会をきっかけに再び動き始める。



















作品名:私の最高の王子様 -幼馴染の君と幸せになるまで-
作家:コミカル








