義理の弟・譲とふたりで暮らす久希は、すっかり大人びた弟に対して、誰にも言えない想いを抱えていた。気持ちを持て余した久希は、その熱を紛らわせるように男相手の店で働き、店では強気で奔放な人気者を演じている。だが本当は不器用で、肝心な想いだけはずっと胸の奥に隠したままだった。そんなある日、久希が客とホテルへ入る姿を譲に見られてしまう。張りつめていた感情はそこで一気にあふれ出し、久希と譲の関係は、後戻りできないところまで踏み込んでいく。激しくぶつかり合う独占欲と嫉妬、そして長く押し殺されてきた執着にも似た想い。久希にとってそれは戸惑いだけでなく、どこかでずっと望んでいた瞬間でもあった。





































作品名:兄弟ごっこと処女ビッチ 前編
作家:理原








